Past and Present
なんと十年以上も経っているのか。
久しぶりの電話。仲間の彼がいう。
「あのときの活動は昨日のことのように思いだせる」
あの時のこと。活動。リハ。公演。
数えることもとうの昔にやめた舞台経験。
そのなかでもあの時間は強く刻まれた。
洗いたての髪から放つ香りのように強烈に残っている。
ここで映画であれば過去に戻りあの時間を"いま”にできるが現実は戻れない。
そう、人生という名の現実は。
彼がいた。彼女がいた。彼もいた。彼女もいた。
彼も彼女もいた。たくさん。たくさん。
すべてを愛せた。
熱く。日々が。いつでもかけつけて。
終わってからのさみしさはつらかった。
彼との電話のあと細部もすべて思いだして迫ってきて、それは昨日のことのようで、さみしさもよみがえってきてつらくて困った。
過去があったから現在があり、できる、やれる、ことをまるでペンで書いた文字を読み返すかのように実感する日々。
熱い。日々が。
現在という時間を強く強く強く、い、ま、ー。
そのイメージをもとにした動画、このページだけの限定公開。
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